今月、愛知県内の高速道路で高速バスが全焼するなどバスから火が出る事故が相次いでいることを受けて、国土交通省は全国のバス会社に対して三菱ふそうトラック・バス製の同じ型式のバスを緊急点検するよう指示しました。
今月9日、愛知県岡崎市の新東名高速道路で、名古屋駅から東京駅に向かっていた高速バスから火が出て全焼しました。
また5日後の14日には、北海道小樽市の国道で回送中の路線バスから煙が出ました。
いずれもけが人はいませんでしたが、どちらも三菱ふそうトラック・バス製の同じ型式のバスで、事業用だけで全国でおよそ4900台が登録されていることがわかりました。
このため国土交通省は15日、全国のおよそ6700のバス会社に対して、同じ型式のバスを所有している場合は緊急に点検するよう文書で指示しました。
具体的にはエンジンの排気管に亀裂や損傷がないかや、燃料装置にひび割れがないかなどを確認し、来月13日までに報告するよう求めています。
-- NHK NEWS WEB