東京・世田谷区の住宅で一家4人が殺害された事件から今月で、16年となります。事件現場近くでは、10日、遺族や地元の住民が集会を開き、事件の解決につながる情報の提供を呼びかけました。
平成12年の大みそかに、東京・世田谷区の住宅で会社員の宮沢みきおさん(当時44)の家族4人が殺害されているのが見つかってからまもなく16年となりますが、事件は、未解決のままです。
10日は事件現場から近い集会場に遺族や地元の人などおよそ100人が集まり、はじめに宮沢さんの母親の節子さん(85)が献花台に花を手向けました。
その後、「ご遺族の無念を忘れることは一時もない。1日も早い解決に向けて全力で捜査にあたっていきたい」という地元の警察署のメッセージが読みあげられました。
10日の呼びかけに参加した地元の住民などは犯人の特徴を記載したチラシを周辺の2万世帯余りに週明けに送付し、改めて事件の解決につながる情報提供を求めることにしています。
会の終了後、節子さんは報道各社に応じ、「発生直後からずっと気持ちは変わらず、毎日解決の知らせを待っています。事件のことはどれだけ月日がたっても忘れることはできません」と話していました。
事件に関する情報提供は成城警察署、03−3482ー3829まで。
-- NHK NEWS WEB