ヨーロッパ最大の放送機器の展示会がオランダで行われ、半球型のドームの壁面に映像を３６０度映し出すシステムや、８Ｋ＝スーパーハイビジョンの技術が紹介され、来場者の関心を集めています。
この放送機器展はオランダのアムステルダムで今月１５日から開かれていて、ことしで５０周年を迎えました。日本を含む世界各国から合わせて１６００余りの放送局や放送機器メーカーなどが参加して先進的な技術を紹介しています。
このうちイギリスのメーカーは特殊なカメラで撮影した映像を半球型のドーム全体に３６０度映し出すシステムを紹介し、会場を訪れた人たちは取り囲むように映し出される映像を楽しんでいました。
また、ＮＨＫが出展したコーナーでは８Ｋ＝スーパーハイビジョンの技術が紹介されています。
８Ｋはハイビジョンの１６倍、４Ｋの４倍の画素数で画質が極めて鮮明です。
コーナーではリビングルームに見立てたスペースで、サッカーの試合の映像などが上映されています。
訪れた人たちは動きが滑らかで臨場感や立体感のある映像や音声を楽しんだり、ＮＨＫなどが開発した厚さ２ミリの特殊なスクリーンを横から注意深く確認したりしていました。
オランダの映像関連会社で働く男性は「８Ｋの映像は４Ｋよりも映像に奥行きがあったほか、音もすばらしかった。早く一般にも普及してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB
