台風18号による記録的な大雨で大分県と宮崎県を結ぶ一部区間で不通となっているJR日豊線について、JR九州は19日からバスによる代行輸送を始めました。
台風18号で記録的な大雨が降った大分県津久見市では、線路脇の山の斜面が崩れ土砂が線路を覆っていて、JR日豊線は大分県の臼杵駅と宮崎県の延岡駅の間で運転できなくなっています。
JR九州は、復旧の見通しが立たたないとして、19日からこの区間でバスによる代行輸送を始めました。このうち大分県の佐伯駅では、午前6時前には高校生や会社員などが次々と訪れ、朝いちばんのバスに乗り込んでいました。
通勤のため大分市に向かう62歳の男性は「駅でバスのことを知ったので、仕事には間に合いそうにないです。何十年も通っているのですが、こんなことは初めてで、早く復旧してほしいです」と話していました。
一方、台風18号の影響でJR豊肥線も熊本県阿蘇駅と大分県の中判田駅の間も不通となっていて、この区間についても19日からバスによる代行輸送が行われています。
-- NHK NEWS WEB