アメリカのトランプ大統領が貿易赤字を減らすため外国企業にアメリカへの投資を呼びかける中、大手自動車メーカーのホンダは18日、アメリカの工場におよそ300億円を投資すると発表しました。
ホンダの発表によりますと、アメリカ中西部オハイオ州の工場に2億6700万ドル(日本円にしておよそ300億円)を投資し、新たに300人を雇用するとしています。
オハイオ州の工場は年間44万台を生産するホンダにとってアメリカ最大の工場で、300億円は主力セダン「アコード」の新型車を製造するための設備投資などに充てられます。
日本の自動車メーカーでは、トヨタ自動車がことし4月、南部ケンタッキー州の工場におよそ1500億円を投資すると発表したほか、先月にはマツダと共同でおよそ1800億円を投じる新工場の建設計画を発表しました。
アメリカのトランプ大統領は、貿易赤字を減らすため自動車メーカーに国内への投資を呼びかけていて、アメリカ市場を重視する日本企業の間では、これに呼応してアメリカへの投資を強化する動きが活発になっています。
-- NHK NEWS WEB