富士フイルムの子会社の経理担当だった元社員が、会社の口座から420万円を自分の口座に入金し着服したとして、業務上横領の疑いで逮捕され、警視庁はおととしまでのおよそ10年間で4000万円余りを着服していたと見て調べています。
逮捕されたのは、富士フイルムの子会社の元社員で、川崎市の原山健容疑者(54)です。
警視庁によりますと、原山容疑者は平成23年4月から10月までの間に会社の銀行口座から5回にわたって合わせて420万円を自分名義の口座に入金し着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
これまでの調べで、当時、経理グループ長として会社の口座の管理を任されていて、帳簿にはうその記載をしていたということです。去年行われた会社の内部調査で発覚し、会社は、原山容疑者を懲戒解雇するとともに、警視庁に告訴していました。
調べに対し、「着服した金は飲食費などに使った」などと供述し、容疑を認めているということです。警視庁は、おととしまでのおよそ10年間で4000万円余りを着服していたと見て調べています。
-- NHK NEWS WEB