2年に1度、自動車の最新の技術を披露する「東京モーターショー」が来月27日から開かれます。世界の自動車メーカーが次世代のエコカーとして電気自動車を強化する方針を相次いで明らかにする中、日本のメーカーがどのような戦略を打ち出すのか注目されます。
ことしの「東京モーターショー」は、国内外の自動車メーカー23社が参加し、来月27日から一般公開が始まります。世界的に自動車の環境規制が強まる中、走行中に排ガスを出さない最新の電気自動車が展示されるほか、「夢の車」として各社が実用化を急ぐ自動運転車の先端技術が紹介される見込みです。
今月、ドイツのフランクフルトで始まったモーターショーでは、ヨーロッパの主なメーカーが相次いで電気自動車の生産を大幅に増やす方針を打ち出し、自動車メーカーのいわゆる「EVシフト」が鮮明になりました。このため、東京モーターショーでは、電気自動車の強化にかじを切ったヨーロッパ勢に対し、日本のメーカーがどのような戦略を打ち出すのか注目されます。
日本自動車工業会の西川廣人会長は21日の会見で「電動化の流れが進んでおり、より競争力のある商品を提供していくことが重要だ」と述べました。東京モーターショーは、東京・江東区の東京ビッグサイトで11月5日まで開かれます。
-- NHK NEWS WEB