知り合いの会社名義で携帯電話を販売代理店から不正に入手したとして、48歳の男ら3人が逮捕され、警視庁は男が同様の手口で300台以上の携帯電話を入手し、詐欺グループに売りさばいていたと見て調べています。
逮捕されたのは東京 練馬区の自称会社役員、橋浦雅裕容疑者(48)や横浜市の会社役員、武本栄三容疑者(55)ら3人です。
警視庁によりますと、3人はことし3月、武本容疑者が役員を務める不動産会社の名義で携帯電話11台を販売代理店から不正に入手したなどとして、電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べで、橋浦容疑者は不正に入手した携帯電話などを詐欺グループに売りさばく、いわゆる「道具屋」と見られ、11台の携帯電話も架空請求を繰り返している詐欺グループが使っていたということです。
橋浦容疑者は武本容疑者と以前から知り合いだったということで、警視庁は、橋浦容疑者が同様の手口で300台以上の携帯電話を入手し、詐欺グループに売りさばいていたと見て調べています。
警視庁によりますと、調べに対し橋浦容疑者と武本容疑者は「今は答えたくありません」などと供述し、残りの1人は容疑を認めているということです。
-- NHK NEWS WEB