加藤厚生労働大臣は、年金の「振替加算」の支給漏れの問い合わせに応じる専用電話について、今月25日から無料のフリーダイヤルに切り替えるとともに、電話回線を今の2.5倍に増やすことを明らかにしました。
配偶者の基礎年金に特例として上乗せされる「振替加算」の支給漏れを受けて、日本年金機構は問い合わせに応じる有料の専用電話を今月14日に設けましたが、民進党などからは「電話がつながりにくい」とか「通話を無料にすべきだ」といった指摘が出ていました。
こうした中、加藤厚生労働大臣は22日、閣議のあとの記者会見で、今月25日から専用電話を無料のフリーダイヤルに切り替えるとともに、電話回線の数を今の40回線から100回線に増やすことを明らかにしました。
加藤大臣は「国民の皆様に大変ご迷惑やご心配をおかけしており、さまざまな指摘をしっかり踏まえ、全力で取り組んでいきたい」と述べました。
フリーダイヤルの番号は「0120−511−612」で、平日は午前8時半から午後8時まで、土日・祝日は午後5時15分まで受け付けます。
また23日と24日、全国の年金事務所に臨時の相談窓口を設けて問い合わせに応じるということです。
-- NHK NEWS WEB