妻や家族のために男性が家事に携わる機会を増やしてもらおうと、簡単な弁当作りを学ぶ教室が都内で開かれました。
この催しは、家事に追われている妻が少しでも休めるよう夫の携わる機会を増やそうと、東京・千代田区の生活情報誌の発行会社が企画し、夫婦や家族連れなど15組が集まりました。
教室では、男性に家事への参加を促している団体の佐久間修一さんが講師となり、弁当をおいしく見せるためのコツを学びました。
弁当の具材は無理のない範囲で取り組めるよう冷凍食品などを使っていて、佐久間さんは、からあげやハンバーグなどの主菜は茶色が多いので、赤や緑などの野菜で隙間を埋めると色が映えるとか、具材の形を丸くしたり四角くしたりして変化をつけるといいとアドバイスしていました。
弁当をほとんど作ったことがないという人もいましたが、おにぎりを俵状にしたり、のりを使ってパンダのデザインを作ったりして30分ほどかけて作り上げ、妻や子どもと一緒に試食をしていました。
共働きだという横浜市の38歳の男性は「喜んでもらえたみたいでよかったです」と話していました。一方、男性の妻も「子どもの保育園で、月に1回弁当を持って行く日があるので、たまに手伝ってもらえたらうれしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB