高知県北川村の山で23日、ヘリコプターが容器に入れ、つり下げて運んでいた災害復旧の工事で使う石材およそ2.7トンが落下しました。けが人はいませんでしたが、国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大なトラブルだとして航空事故調査官2人を派遣して、原因などを調べています。
石材が落下したのは高知県北川村の山の中で、国土交通省によりますと、23日の午後3時ごろ、愛知県の「中日本航空」のヘリコプターが、大きさが5センチから25センチほどの石材合わせて2.7トン分を容器に入れて運んでいたところ、突然容器の底から落下しました。
ヘリコプターは災害復旧工事の現場に向かう途中で、山の斜面からおよそ70メートルの高さを飛んでいたときに落ちたということです。けが人はおらず、乗っていた2人も無事でした。
中日本航空によりますと、機体はフランスのメーカーが製造した大型ヘリコプターで全長がおよそ19メートルあり、最大3.2トンの荷物を運ぶことが可能だということです。
国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大なトラブルだとして、航空事故調査官2人を現地に派遣して、詳しい状況や原因などを調べています。
-- NHK NEWS WEB