月末の金曜日に早めの退社を促すキャンペーン「プレミアムフライデー」が広く定着せず、企業の間から見直しを求める意見も出ていることについて、世耕経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で今後、見直しも含め検討したいという考えを示しました。
「プレミアムフライデー」は、月末の金曜日に午後3時をめどに退社できるようにして消費喚起へつなげようと、ことし2月に始まりましたが、人手不足や顧客への対応などから実施に慎重な企業が多く、見直しを求める意見も出ています。
これについて世耕経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で、「各方面から意見を吸い上げているが、消費喚起の観点から給料が支給された後の月末がいいという意見がある一方、業務の忙しい時期をずらした月初めが望ましいという意見もある」と述べました。
そのうえで、世耕大臣は、「消費喚起と働き方改革の両面の観点から企業からよく意見を聞いて見直す必要があれば、考えていきたい」と述べ、プレミアムフライデーについて官民でつくる協議会で今後、見直しも含め検討したいという考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB