全国の高速道路会社などは、特定のレンタカー会社を利用する外国人旅行者を対象に、あらかじめ決まった料金で高速道路を好きなだけ利用できるサービスを来月から始めることになりました。
日本を訪れる外国人旅行者の間ではレンタカーを利用する人が増えていて、その数は、おととしの推計で70万5000人に上っています。
こうした需要を取り込もうと、高速道路会社のNEXCO東日本や西日本などはレンタカーを利用する外国人旅行者を対象に、あらかじめ決まった料金で高速道路を好きなだけ利用できるサービスを来月13日から始めることになりました。
対象となるのは、7つのレンタカー会社で外国人の旅行者は全国各地の空港や主な駅の近くにある店舗などで申し込み、ETCカードを使ってサービスを利用します。価格は利用期間が7日間のパスが2万円、14日間のパスが3万4000円となります。
石井国土交通大臣は、26日の閣議のあとの記者会見で「これを機に東京や大阪、京都などをめぐるいわゆる『ゴールデンルート』のみならず、全国各地に多くの外国人旅行者が訪れ、地方の活性化につながることを期待したい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB