格安スマホ事業を手がける「楽天」は、業界5位のブランド、「フリーテル」を買収すると発表し、大手の携帯電話会社を含む激しい値下げ競争が、業界再編につながる結果となりました。
発表によりますと、格安スマホ事業で業界3位の「楽天」は、業界5位の「フリーテル」のブランドを展開する「プラスワン・マーケティング」から、格安スマホ事業を買収します。
買収額は5億2000万円で、ことし11月に買収を完了する予定だとしています。
「フリーテル」は、自社で端末の開発や製造を行い、アメリカやアフリカなど海外の市場にも進出していましたが、販売体制を整備する投資が膨らみ、赤字が続いていました。
今回の買収によって、楽天は、回線の契約数で、「OCNモバイルONE」のブランド名の「NTTコミュニケーションズ」に次ぐ業界2位に浮上します。
楽天は、今回の買収によって、格安スマホ事業の規模を拡大する方針で、「フリーテル」のブランドを維持するかどうかは今後、検討するとしています。
格安スマホは、大手の携帯電話会社を含む激しい価格競争が続いていて、業界再編につながる結果となりました。
-- NHK NEWS WEB