バスケットボール男子、Bリーグで初代王者となった「栃木ブレックス」は、優勝の効果などで広告収入や観客動員が伸び、1年間の売上高が初めて10億円を超えました。
バスケットボールチームの栃木ブレックスは、2つのリーグが統一されて去年9月に誕生したプロリーグ、Bリーグの初代王者にことし5月に輝きました。
チームを運営する会社がこのほど発表したことし6月までの1年間の決算によりますと、売上高は10億2505万円で、比較可能なおととし12月までの1年間より71%増え、平成19年のチーム設立以来初めて10億円を超えました。また、本業のもうけを示す営業利益も2044万円と5.3倍に増えました。
大幅な増収増益となった理由について、会社側では、Bリーグができてバスケットボールへの注目度が高まったことに加え、激しい優勝争いを勝ち抜いて初代王者となったことで広告収入が増えたことや、シーズン中の観客動員数が初めて10万人を超えるなど、試合のチケットの販売も伸びたためと説明しています。
Bリーグの2年目のシーズンは29日開幕しますが、運営会社では、本拠地の宇都宮市体育館の観客席を400席増やすなどしてさらなる集客を目指すことにしています。
-- NHK NEWS WEB