メキシコ中部で発生したマグニチュード7.1の地震から1週間となり、これまでに333人の死亡が確認されました。壊れた住宅や学校は首都メキシコシティーを中心におよそ2万8000に上っていて、メキシコ政府は建物の耐震性などに問題がなかったか調査を始めたことを明らかにしました。
今月19日にメキシコ中部で発生したマグニチュード7.1の地震は、26日で発生から1週間となり、メキシコ政府によりますと、これまでに333人の死亡が確認されました。
現在も少なくとも70余りの避難所でおよそ5000人が避難生活を続けているということです。
壊れた住宅や学校は、これまでに首都メキシコシティーを中心におよそ2万8000に上っていて、メキシコ政府の当局者は、地元メディアの取材に建物の耐震性などに問題がなかったか調査を始めたことを明らかにしました。
特に児童19人が死亡したメキシコシティー郊外の小学校について、この当局者は「違反が見つかれば学校の建設許可を出した当局の担当者や建設会社は、説明責任を負うことになる」と述べ、詳しい調査を行う考えを示しました。
メキシコでは1985年に、およそ1万人が死亡した大地震を受けて建物の建築基準が厳格化されましたが、今回、大規模な建物の被害が繰り返されたことで、メキシコ政府としては徹底した検証を行う方針です。
-- NHK NEWS WEB