うその説明を行って高額な浄水器を売りつけていたとして、東京の販売会社の実質的経営者ら3人が特定商取引法違反の疑いで千葉県警に逮捕されました。この会社では、18の都府県でおよそ750世帯に浄水器およそ3億円分を販売していたと見られ、警察が実態を調べています。
逮捕されたのは、東京・台東区の浄水器販売会社の実質的経営者、植竹完治容疑者(42)と従業員2人です。
警察の調べによりますと、3人は去年6月と7月、神奈川県と名古屋市の男女2人に「取り付けるだけで水道管の洗浄がいらなくなる」と、うその説明を行って、1台およそ50万円から70万円で浄水器を売りつけたとして、特定商取引法違反の疑いが持たれています。
調べに対し、3人はいずれも容疑を認めていて、植竹容疑者は、「従業員にうその説明をさせて、販売させていた」と供述しているということです。
これまでの調べで、この会社は去年1月以降、18の都府県で新築マンションの住民を中心におよそ750世帯に浄水器およそ3億円分を販売していたと見られ、警察が販売の実態を調べています。
-- NHK NEWS WEB