コンビニ最大手の「セブンーイレブン・ジャパン」は、人手不足が深刻化する中、子育て中の女性に店で働いてもらおうと、東京・大田区と広島市の2つの店に保育所を作り、来週オープンすることになりました。
セブンーイレブン・ジャパンは、東京・大田区と広島市にある2つの店に「認可外保育所」を作り、来月2日にオープンします。
店に保育所を作るのは、大手コンビニでは初めてです。
会社が保育所の開設費用の一部と月々の賃料を負担し、周辺の店で働くパートの従業員などの子どもに加え、近くに住む子どもも預かることにしています。
29日は、来月から保育所を利用する4組の親子が訪れ、完成したばかりの新しい施設の中で保育士と交流していました。保育所のオープンに合わせて近くの店で働くことになった30代の母親は「これまでは働きたくても保育所を探すのが難しかった。こういう保育所がもっと広がればいいと思う」と話していました。
会社では、2つの保育所の利用状況などを見ながら、保育所のある店を増やしていくことにしています。
大手コンビニでは、「ファミリーマート」も来年春をめどに保育所を設置する方針で、人手不足が深刻化する中、子育て中の女性を働き手として確保しようという取り組みが広がっています。
-- NHK NEWS WEB