3年後の東京オリンピックに参加した選手らが競技終了後に相次いで帰国するのに伴う激しい混雑を緩和するため、成田空港に、選手や関係者が使う臨時の専用ターミナルが設けられることになりました。
2020年の8月9日まで開かれる東京オリンピックでは、閉会式の後、競技を終えた数多くの選手らが帰国することが見込まれます。
この時期は日本のお盆にも近いことから、成田空港会社は激しい混雑を緩和しようと、出国する選手や関係者が専用で使う臨時のターミナルを設置することになりました。規模や設置期間などの詳しい検討が進められていますが、現在は使用されていない航空会社の搭乗手続きカウンターや隣接するビルの改修を行って臨時ターミナルを設置する予定で、保安検査場や出国審査場も備えるということです。
このターミナルでは1時間で1000人以上の手続きを行うことを目指し、今後、航空会社などと調整を進めて、利用者のスムーズな誘導にもつなげたいとしています。
成田空港会社の徳元義博担当部長は「航空会社とも協議しながら、東京オリンピックに貢献できるような使いやすいターミナルの実現に向けた整備を進めたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB