新潟県燕三条地域でタクシーの運転手が乗客に、ご当地ラーメンの名店を案内するサービスが2日から始まりました。
このサービスは三条市のタクシー会社「中越交通」がタクシー1台を「燕背脂(せあぶら)ラーメンタクシー」と名付けて始めました。
2日に本社前で行われた出発式では、中山真社長が「背脂ラーメン」に詳しい運転手4人に対し、「需要が減る中でこのような取り組みを通じてタクシー産業を支えてほしい」と激励しました。
ラーメンタクシーは雰囲気を盛り上げるため、車体にのれんがデザインされ、タイヤのホイール部分にはナルトのイラストが描かれていて、今後、屋根のあんどんも丼の形に変えるということです。
1時間以上の貸し切りで予約を受け付け、乗客は地元のおよそ60のラーメン店の写真を見ながら運転手に希望を伝えると、条件に合う店に案内してもらえるということです。
運転手の船久保昌浩さんは、「燕三条地域にはおいしいラーメン店がたくさんある。歴史や食べ方など地元の人しかわからないことを伝えていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB