最新の電子機器などのアジア最大級の展示会、CEATEC JAPANが、3日の開幕を前に報道関係者に公開され、AI=人工知能などを活用した最先端の製品が注目を集めそうです。
ことしのCEATEC JAPANは、国内や海外の667の企業や団体が最新の製品や技術を出展しています。
このうちパナソニックは、AI=人工知能を搭載した子育て用のロボットを展示しました。簡単な会話を通じて、子どもに、言葉や生活習慣を身につけてもらうことができるとしています。パナソニックの太田雄策さんは「将来は、ロボットと触れ合うことで、子どもの感受性を養う時代も来るのでは」と話しています。
また、三菱電機は、複数の人の声を聞き分ける技術を紹介しています。家電製品を音声で操作する際に、より高度な認識が可能になるということです。三菱電機の石井純さんは「カーナビやエレベーターなどさまざまな用途に活用できる」と話しています。
一方、三菱UFJフィナンシャル・グループは、スマートフォンで決済できる独自の仮想通貨を公開し、自動販売機で飲料を購入したり、スマートフォンどうしで送金したりする使い方を紹介しました。三菱UFJフィナンシャル・グループの相原寛史さんは「金融のデジタル化は今後、新たな商品やサービスを生む可能性がある」と話しています。
この展示会は、千葉市の幕張メッセで3日から今月6日まで一般公開されます。
-- NHK NEWS WEB