13歳から14歳までの女子中学生8人を宴会のコンパニオンとして、札幌市のホテルに派遣し働かせていたとして、市内のコンパニオン派遣会社の役員が児童福祉法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは札幌市中央区のコンパニオン派遣会社、「ノースバンケット・プロデュース」の役員、齋藤美紀容疑者(42)です。
警察によりますと、齋藤容疑者は、ことし1月から8月にかけて13歳から14歳までの女子中学生8人を宴会コンパニオンとして札幌市中心部のホテルに24回にわたって派遣し働かせたとして、15歳未満を飲酒を伴う宴会などで働かせることを禁止した児童福祉法違反の疑いが持たれています。
1人の保護者から「娘が夜遅くまでホテルでコンパニオンとして働いている」などと相談が寄せられたため調べを進めた結果、事件が明らかになったということです。
調べによりますと、女子中学生たちは口コミなどで互いに紹介しあい、会社側は1人の紹介につき2000円程度を女子中学生に渡していたということです。
警察によりますと、齋藤容疑者は「派遣したのは間違いないが高校生と思っていた」と供述しているということです。
警察は経営の実態について解明を進めることにしています。
-- NHK NEWS WEB