ジャマイカのボブスレー代表チームにそりを提供している東京の町工場などの「下町ボブスレー」のグループが5日、来年のオリンピックに向けた本番用のそりを披露しました。
「下町ボブスレー」は東京・大田区の中小・零細企業などが開発しているボブスレー用のそりで、来年2月のピョンチャンオリンピックへの出場を目指す南国・ジャマイカの代表チームに採用されています。
5日、グループが記者会見を開き、オリンピック本番向けに作った新たなそりを披露しました。
ボディーはジャマイカの国旗をイメージし鮮やかな黄や緑で彩られていて、部品を削って一層の軽量化を図ったほか、滑走時の振動を抑える工夫を施すなど、さまざまな改良を加えたということです。
本番用のそりは4台あり、オリンピックの出場権獲得がかかる今月末からの欧米での大会で使われることになります。
グループの責任者を務める細貝淳一さんは「匠(たくみ)の技を結集することで極限まで部品を軽量化し、バランス性能も高い自信がもてるそりを作れた。今後も選手から要望があれば部品を調整するなどしっかりサポートしたい」と意気込んでいました。
-- NHK NEWS WEB