ことし8月の給与総額は平均で27万円余りとなり、2か月ぶりに前の年の同じ月を上回りました。
厚生労働省が全国のおよそ3万3000の事業所を対象に行った調査の速報値によりますと、基本給やボーナス、残業代などを合わせたことし8月の給与総額は、働く人1人当たりの平均で27万4490円でした。これは前の年の同じ月を2か月ぶりに上回り、0.9%増加しました。
このうち、基本給など決まって支給される給与は前の年の同じ月より0.6%増えて25万9964円、ボーナスなど特別に支払われた給与も6.1%増えて1万4526円でした。
また物価の変動分を反映した実質賃金は0.1%増加し、8か月ぶりに前の年の同じ月を上回りました。
厚生労働省は「賃金は緩やかに上昇する傾向にあるが、引き続き動向を注視したい」としています。
-- NHK NEWS WEB