12日朝、愛知県豊橋市の海で転覆したシーカヤック2艇と、男性2人の遺体が相次いで見つかりました。海上保安署は11日、カヤックで海に出た愛知県内の50代と60代の会社員と見て確認を急ぐとともに、海に投げ出されたと見て調べています。
12日午前7時すぎ、愛知県豊橋市明海町の海岸からおよそ30メートルの海で、転覆した1人乗りのシーカヤック1艇が漂流しているのが見つかりました。
通報を受けた三河海上保安署が近くの海上を捜索したところ、転覆した別のシーカヤック1艇と、男性2人の遺体が相次いで見つかりました。
海上保安署によりますと、11日午前、蒲郡市の港からいずれも豊川市に住む54歳と66歳の会社員が、それぞれが所有する1人乗りのシーカヤックで海に出たまま、行方がわからなくなっているということです。
見つかったシーカヤックはいずれも全長およそ5メートルで、死亡した2人はライフジャケットを着用していたということです。
海上保安署は、死亡したのは行方がわかっていない会社員2人と見て確認を急ぐとともに、海に投げ出されたと見て詳しい状況を調べています。
海上保安署によりますと、11日の現場付近は比較的穏やかな天候でしたが、午後から夕方にかけて徐々に風が強まったということです。
-- NHK NEWS WEB