去年8月の台風10号で大きな被害を受けて、ヨーグルトの生産ができなくなっていた岩手県岩泉町の乳業会社が、8日から県内での販売を再開しました。
岩泉町の乳業会社「岩泉乳業」は、去年8月の台風10号で工場に濁流が流れ込んで壊滅的な被害を受け、1年余りにわたって主力商品のヨーグルトが生産できなくなっていました。
先月下旬には新たに完成した工場が稼働し、8日から岩手県内の小売店でヨーグルトの販売を再開しました。
地元の「道の駅いわいずみ」では、1キロと2キロのパック入りを400個入荷していて、地元のヨーグルトファンが買い求めるたびに新しい商品を店頭に並べていました。
地元の60代の男性は「県外に住んでいる子どもたちもヨーグルトのファンなので送ろうと思います」と話していました。
道の駅いわいずみの茂木和人店長は「いちばんの人気商品が戻ってきてうれしく思います。台風では道の駅も被災しましたが、商品を切らさずに販売して、町の復興をPRしたい」と話していました。
ヨーグルトの販売は、来月以降は県外向けも再開する予定だということです。
-- NHK NEWS WEB