IT大手の「楽天」は、NBA=アメリカプロバスケットボールの独占的な放映権を獲得して、試合を生中継する動画配信サービスを行うことになりました。スマートフォンが普及し、どこでも動画を見ることができるようになる中、スポーツの動画配信に参入する動きが広がっています。
これは楽天の三木谷浩史社長がNBAのアダム・シルバーコミッショナーとともに10日、記者会見して発表しました。
楽天は今月18日に開幕する今シーズンからNBAの試合を生中継する契約を結び、日本で独占的に配信する権利を得ました。契約年数や契約金額は明らかにしていません。
楽天はインターネットを通じて月額972円で毎週、NBAの9試合を選び、日本語で中継するサービスを始めます。同時に、試合を録画で見る見逃しの配信も行います。
記者会見で三木谷浩史社長は動画配信に加え、通販サイトでNBAグッズの販売をはじめ、ネット通販の事業拡大にもつなげる考えを明らかにしました。このほか楽天が手がける、格安スマホなどの利用者拡大につなげる狙いもあります。
スマートフォンでどこでも動画を見ることができるようになる中、大手通信会社のNTTドコモやソフトバンクも、スポーツ中継の動画配信を始めていて参入の動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB