ことし6月、神奈川県内の東名高速道路で、ワゴン車がトラックに追突され夫婦が死亡した事故で、ワゴン車の前に乗用車を止めて進路を妨害したとして逮捕された25歳の男は、高速道路上で車から降りてワゴン車の後部ドアを無理やり開けさせ、亡くなった男性を、車の外に引きずり出そうとした疑いがあることがわかりました。
ことし6月、神奈川県大井町の東名高速道路で、追い越し車線に停車していたワゴン車に大型トラックが追突し、ワゴン車に乗っていた静岡市清水区の自動車整備会社経営、萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)が死亡し、15歳の長女と11歳の次女がけがをしました。
事故の直前、萩山さんのワゴン車の前に乗用車を止めて進路を妨害したとして、福岡県中間市の建設作業員、石橋和歩容疑者(25)が、過失運転致死傷などの疑いで逮捕されました。
石橋容疑者は、高速道路上で乗用車を止めたあと、車を降りてワゴン車に近づいていましたが、その後の調べで、ワゴン車の後部ドアを無理やり開けさせ、萩山さんを車の外に引きずり出そうとした疑いがあることが、警察への取材でわかりました。
その後石橋容疑者は、車内にいた萩山さんの胸ぐらをつかむなどしたあと、事故が起きたということです。
萩山さんの娘も同じような状況を説明していて、警察は、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB