うその投資話を持ちかけて、知り合いなどから1億円をだまし取ったとして、群馬県の60歳の女が逮捕された事件で、投資話に参加する人たちを口づてに次々に紹介してもらっていたことがわかり、警察は、80人余りから9億円以上をだまし取った疑いがあると見て調べています。
群馬県高崎市の清水尚美容疑者(60)は、おととしから去年にかけて、群馬県内の知り合いの女性などに「夫が通信会社の幹部で、社内でも一部しか知らない新規事業がある。投資すれば月10%の配当がもらえる」と、うその投資話を持ちかけて、およそ1億900万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
その後の調べで、清水容疑者は「一部の優良会員だけの投資だ」などとうたって、投資話に参加する人たちを口づてに次々に紹介してもらっていたことがわかりました。
そしてこの10年ほどの間に、9つの都府県の80人余りから9億円以上をだまし取った疑いがあるということです。
だまし取った金の大半は、別の人への配当金に充てていたと見られ、警察は、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB