コンビニ大手のファミリーマートとローソンのことし8月までの中間決算は、総菜などの販売が好調で売り上げが増加した一方で、店舗関連の費用がかさんだ影響などで、本業のもうけを示す営業利益は2社とも減益となりました。
このうち、ファミリーマートのことし3月から8月までの中間決算は、総菜や弁当などの販売が好調で、売り上げにあたる営業総収入は2543億円と、去年の同じ時期より、2.8%増えました。しかし、経営統合に伴って、サークルKやサンクスからファミリーマートに店舗を改修する費用がかさんだことなどから、本業のもうけにあたる営業利益は248億円と、16.9%の減益となりました。
会社はブランドの転換に合わせ、採算が見込めないとして、来年2月までに閉鎖する店舗の数を、当初の計画の369から664に増やして収益力の強化を図るとしています。
また、ローソンも、揚げ物やサラダなどの総菜の売り上げが好調で営業総収入は3294億円と、去年の同じ時期より7.6%増加しました。しかし、各店舗に対する電気代などの関連費用がふくらんだことなどから、営業利益は2.5%減少して389億円となりました。
ローソンの竹増貞信社長は「消費者の財布のひもはゆるんでいないというのが実感で、必要なものを必要な分だけ、必要なときに買うというニーズが強まっているので、これに対応した商品をしっかりと出していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB