ことし6月、神奈川県内の東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され夫婦が死亡した事故で、進路を妨害したとして逮捕された25歳の男が乗用車を高速道路上に止めてワゴン車を停止させたあと、わずか3分後に事故が起きていたことが警察への取材でわかりました。警察は、進路の妨害によって夫婦は逃げる間もなく事故に巻き込まれたと見て調べています。
ことし6月、神奈川県大井町の東名高速道路で、大型トラックに追突されたワゴン車に乗っていた静岡市の自動車整備会社経営、萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)が死亡した事故では、ワゴン車の前に乗用車を止めて進路を妨害したとして、福岡県の建設作業員、石橋和歩容疑者(25)が過失運転致死傷などの疑いで逮捕されました。
石橋容疑者は、1キロ余りにわたって萩山さんのワゴン車に極端に接近したり前に割り込んだりしたあと、高速道路上に停止させていましたが、そのわずか3分後に追突事故が起きていたことが警察への取材でわかりました。
当時、現場では、石橋容疑者が萩山さんを車の外に引きずり出そうとして口論になっていたということです。警察は、進路の妨害によって萩山さん夫婦は逃げる間もなく事故に巻き込まれたと見て調べています。
-- NHK NEWS WEB