千葉市のJFEスチール東日本製鉄所が、今月22日に予定していた地域住民向けのまつりの会場に、爆弾を設置するという内容の手紙が届き、会社側はまつりの中止を決めました。警察は威力業務妨害の疑いで捜査しています。
JFEスチールによりますと、今月22日に千葉市中央区の千葉市蘇我スポーツ公園周辺で地域住民向けに開く予定だった「JFEちばまつり」の会場に、爆弾を設置するという内容の手紙が届いたということです。
会社側は警察に届け出るとともに、安全確保のため、まつりを中止することを決めたということです。
警察によりますと、手紙は今月に入って複数回、会社に届いていたということで、警察は威力業務妨害の疑いで捜査しています。
このまつりは、ことしで40回目で、地域の人たちが20基のみこしを担ぐ催しや、パラリンピックで行われる競技の体験会が予定されていて、去年の来場者はおよそ4万5000人だったということです。
JFEスチール東日本製鉄所千葉地区の鍵和田基総務部長は「いたずらではないと受け止め、安全を優先し、苦渋の決断をしました」と話しています。
-- NHK NEWS WEB