交通トラブルによる事故が各地で相次ぐ中、危険な運転や事故に遭遇した際に自分の身を守るため、ドライブレコーダーを買い求める動きが広がっています。
東京・大田区にある大手自動車用品店では、東名高速道路で夫婦が乗るワゴン車の前に車を止めて進路を妨害したとして男が逮捕された今月に入ってから、17日までに、ドライブレコーダーの売り上げが前の年の同じ時期と比べて3倍に上っているということです。
とりわけ、前方だけでなく、うしろや横も含めて360度記録できるタイプのドライブレコーダーについて、買い求めたり問い合わせたりする人が多いということです。また、防犯カメラの設置を示す住宅向けのシールと同じように、「ドライブレコーダー搭載車」と記されたステッカーも人気があるということです。
店を訪れた45歳の男性は「いつ自分の身に降りかかるかわからないので、万が一のときに証拠としても使えるドライブレコーダーがほしいと思ってきました」と話していました。
「カーライフアドバイザー」として顧客の相談に答える津山竜昭さんは、「ドライブレコーダーは、危険な運転をするドライバーを減らし、事故防止につなげるためにも効果があると思います。ドライブレコーダーをつけることが難しくても、記録しているというステッカーを貼るだけでも注意喚起ができるので活用してほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB