使い捨てコンタクトレンズの大手販売会社「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は、一部の商品に金属製のブラシの毛が混入していたり、購入客から保存液が目にしみるなどの苦情が寄せられたため、およそ3万箱を自主回収すると発表しました。
自主回収となったのは「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が販売した使い捨てコンタクトレンズの「ワンデーアキュビューモイスト」、「アキュビューオアシス」、「アキュビューオアシス乱視用」、それに「アキュビューアドバンス」の4つの製品のうち、アメリカなどで製造され、ことし6月までの4年間に出荷されたおよそ3万箱です。
会社によりますと、購入客から「保存液が目にしみる」、または「容器に金属製のブラシの毛が入っている」などといった苦情が複数、寄せられたということです。
会社が調べた結果、保存液の濃度が通常と異なっていたり長さ2センチほどのブラシの毛が混入していたことが確認され、同じ製造ラインで作られた商品を自主回収することになりました。
これまでのところいずれの商品についても、治療が必要な健康被害は確認されていないということです。
「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は「お客様にご迷惑をおかけしたことをおわびします。今後、安心して使用できる製品の提供に努めます」と話しています。
自主回収の問い合わせは「回収受付センター」、電話番号 0120−235−016で受け付けています。
-- NHK NEWS WEB