トランプ次期大統領は、大統領に経済政策の助言をする国家経済会議の委員長に、アメリカの大手金融機関、ゴールドマン・サックスの社長兼最高執行責任者コーン氏を起用すると発表し、ゴールドマン・サックスから要職に登用する人事が相次いでいます。
トランプ次期大統領は、12日、国家経済会議の委員長にアメリカの大手金融機関、ゴールドマン・サックスの社長兼最高執行責任者、ゲーリー・コーン氏を起用すると発表しました。トランプ氏は、コーン氏を経済担当の補佐官にも起用するとしていて、声明で、「アメリカの労働者の賃金を引き上げ、外国に雇用が流出するのを防ぐ経済政策を策定するだろう」と述べました。これに対して、コーン氏は、「アメリカの労働者が安定した地位を確保できるようにするとした、トランプ氏の考え方を共有している」と述べました。
トランプ氏は、選挙期間中にクリントン氏をウォール街の代弁者などと批判していましたが、財務長官への起用が決まっているムニューチン氏に続いて、ゴールドマン・サックスから要職に登用する人事が相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB