全国銀行協会の平野信行会長は、神戸製鋼所の検査データ改ざん問題や、日産自動車の不適切な検査の問題について、「誠に残念なことだと思う。日本を代表する製造業で不祥事が続いている。日本のものづくりの信頼性は品質の高さにあるわけで、築き上げてきた信頼性を一気に突き崩すことになりかねない」と述べました。
そのうえで、「こうした企業はより高いコンプライアンス意識が求められている。また、不正の情報などが早い段階で内部から上がり、迅速に対応できる環境の整備も重要だ」と述べ、組織の管理体制を早期に強化することが必要だという認識を示しました。
-- NHK NEWS WEB