石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、日産自動車や神戸製鋼所で製品をめぐる不祥事が相次いで発覚していることについて、「高い品質で安全安心と評価されてきた日本のものづくりに対する信頼を揺るがす」と述べ、厳しく批判しました。
石井国土交通大臣は閣議のあとの会見で、日産自動車の不適切な検査や神戸製鋼所の検査データの改ざんなど日本を代表する製造業で不祥事が相次いでいることについて、「高い品質で安全安心と評価されてきた日本のものづくりに対する信頼を揺るがす事態で、極めて遺憾だ」と述べ、厳しく批判しました。
そのうえで、日産に対しては、「安全の確保のためには組織内の緊密な連携が必要不可欠だが、このような体制がなかったなら安全管理体制の再構築など対策を徹底する必要がある」と指摘しました。
また神戸製鋼の問題については「今のところ自動車メーカーから安全への影響が出ているという報告は受けていない」としたうえで、事務次官をトップにした情報共有の会議を開くなど全庁体制で実態の把握を進め対応していく考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB