20日午後、東京のJR吉祥寺駅近くの繁華街で、横断歩道付近にいた2歳の男の子を含む男女7人が乗用車にはねられ、けがをしました。警視庁によりますと、車を運転していて逮捕された85歳の男は「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれないが、よく覚えていない」と供述しているということで、警視庁が事故の詳しい状況を調べています。
20日午後2時すぎ、東京・武蔵野市吉祥寺本町の交差点で、横断歩道付近にいた歩行者や自転車の男女7人が乗用車に次々にはねられました。
警視庁によりますと、はねられたのは2歳の男の子を始め、30代から80代までの男女合わせて7人で、いずれもけがをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。
これまでの調べで、車は近くにあるデパートの地下駐車場から出て右折した際、出口付近に止まっていた路線バスと接触したあと、車側の信号が赤の状態で横断歩道に突っ込み、ガードレールに衝突して止まったということです。
警視庁は車を運転していた東京・小金井市の眞田順司容疑者(85)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。警視庁によりますと調べに対し、容疑を認めたうえで「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれないが、よく覚えていない」と供述しているということで、警視庁が事故の詳しい状況を調べています。
現場はJR吉祥寺駅に近い、商業施設や銀行などが建ち並ぶ繁華街の一角で、当時、買い物客や会社員などが大勢いて一時、騒然となりました。
-- NHK NEWS WEB