国の後押しで急速に進められている企業の「働き方改革」。長時間労働の是正などが求められ、会社側と部下との板挟みになって、ジレンマに悩まされるのが課長や部長といった中間管理職です。その実情を取材し紹介したところ、SNSなどでは「どこも似た悩みもっている」とか「業務量が減らず効率化も進まなければ、残った仕事は中間管理職に回ってくる」など、共感する書き込みが数多く見られました。
(ネットワーク報道部記者 野田綾)
今回取材したのは都内のコンサルティング会社に勤める真田純子さん(48)。会社は公共工事など大規模な事業を得意とし、1700人余りの従業員がいます。
真田さんは大学の農学部を卒業したあと就職し、現在は課長級の管理職として17人の部下がいます。専門は環境関連ですが、管理職としての仕事は自身のキャリアを生かした実務指導に加え、部下の勤務管理と業務の効率化です。
-- NHK NEWS WEB