東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され夫婦が死亡した事故で、警察は、ワゴン車の進路を妨害をしたとして逮捕した25歳の男を23日夜、現場に立ち会わせ事故が起きるまでの詳しい経緯を確認しました。
ことし6月、神奈川県大井町の東名高速道路で、大型トラックに追突されたワゴン車に乗っていた静岡市の自動車整備会社経営、萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)が死亡した事故では、ワゴン車の前に乗用車を止めて進路を妨害したとして、福岡県の建設作業員、石橋和歩容疑者(25)が過失運転致死傷などの疑いで今月10日、逮捕されました。
警察は23日夜、石橋容疑者を現場に立ち会わせ事故までの詳しい経緯を確認しました。
このうち、事故の前に駐車方法をめぐって石橋容疑者が萩山さんから抗議を受けたパーキングエリアでは、萩山さんのワゴン車と石橋容疑者の乗用車に見立てた2台が用意されました。
そして駐車スペースではない車が走行する部分に石橋容疑者が車を止めた状況を再現し、通路が狭くなった中をワゴン車を走らせ、交通トラブルになった経緯を検証しました。
また事故現場では、高速道路を通行止めにして、実際に追い越し車線に2台を停車させ、石橋容疑者が萩山さんのワゴン車の進路を妨害して停車させた状況などを確認しました。
警察は引き続き事故の詳しい経緯などを調べています。
-- NHK NEWS WEB