24日朝、長野県中野市にある長野電鉄の踏切で電車とトラックが衝突し、車両の一部が脱線しました。この事故によるけが人はなく、運転士は「トラックが入ってきたのでブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているということで、警察が事故の状況を詳しく調べています。
24日午前8時15分ごろ、長野県中野市の桜沢駅と小布施町の都住駅の間にある踏切で電車とトラックが衝突し、車両の一部が脱線しました。
警察によりますと電車は3両編成で、運転士と乗客合わせておよそ150人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。トラックを運転していた38歳の会社員の男性もけがはありませんでした。
現場は警報機や遮断機がない踏切で、長野電鉄によりますと運転士は「トラックが入ってきたのでブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているということです。
警察はトラックの運転手からも話を聞いて事故の状況を詳しく調べています。
事故が起きた踏切の近くに住む女性は「いつもと違う警笛の音が3回鳴ってドシンという音がしました。外に出てみたら事故が起きていて、びっくりしました」と話していました。
この影響で長野電鉄は、現場付近の区間で運転を見合わせています。
-- NHK NEWS WEB