アメリカのホワイトハウスの高官は、トランプ大統領が来月の日本訪問で日米同盟は平和と安全保障の礎だとして協力を確認するとともに、中国訪問では核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力の強化や貿易不均衡の是正を求めるという見通しを示しました。
ホワイトハウスの高官は23日、トランプ大統領のアジア歴訪について記者会見を開き、来月5日からの日本訪問では、日米首脳会談などを行うほか、東京の横田基地でアメリカ軍兵士や自衛隊員を激励することを明らかにしました。
そしてトランプ大統領が日米同盟は地域の平和と安全保障の礎だとして協力していく方針を確認するという見通しを示しました。
一方、トランプ大統領が次の訪問国韓国で、南北を隔てる非武装地帯を視察するかどうかについては「安全面の懸念はない」としながらも別の基地を訪れる可能性が高いため時間的に難しいと述べました。
また8日からの中国訪問では習近平国家主席と会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力を強化するよう求めると強調しました。
さらに「中国は利己的な貿易慣行をやめ、アメリカの企業を公正で互恵的に扱うべきだ」と述べ、トランプ大統領が貿易不均衡の是正を求めるという見通しを示しました。
-- NHK NEWS WEB