年末に向けてことしのお歳暮商戦が本格的にスタートしました。いち早く特設の売り場を設けたデパートでは、時代の流れを反映して、本来の贈り物としてだけでなく、自分用にも使える商品の品ぞろえに力を入れています。
横浜市にある大手デパートのそごう横浜店には、25日から特設の売り場が設けられ、開店前に従業員が集まって「頑張るぞ」と掛け声を上げて、ことしのお歳暮商戦が本格的にスタートしました。
この店では、ことしは消費者の健康志向の高まりに対応しようと、大豆のピクルスやドレッシングの詰め合わせ、大豆が練り込まれたパンなど、大豆関連の商品を増やしたほか、年末年始向けの鍋の食材セットの品ぞろえを強化しました。また、若い世代を中心に、自分へのご褒美としてお歳暮商品を買い求める人も多いということで、売れ筋の4000円台の商品を増やしました。
このデパートでは、ことしのお歳暮商戦では去年より売り上げを1%増やすことを目標にしているということで、そごう横浜店の石川洋副店長は、「このところクリスマスや新年向けの売り上げが伸びてきており、お歳暮商戦でも売り上げ目標を達成したい」と話していました。
大手デパート各社では、来週にかけて特設の売り場を設ける予定で、お歳暮商戦は、来月下旬から12月上旬にピークを迎える見通しです。
-- NHK NEWS WEB