25日の東京株式市場は、このところの株価の値上がりを受けて、当面の利益を確保しようという売り注文が広がって、株価は17営業日ぶりに値下がりし、日経平均株価の値上がりの連続日数の記録は「16」で途切れました。
25日の東京株式市場は、24日のニューヨーク市場で株価が値上がりした流れを受けて、取り引き開始直後は買い注文が先行しました。
しかし午後には、このところ早いペースで値上がりした銘柄を売って利益を確保しようという動きが広がり、日経平均株価の25日の終値は、24日より97円55銭安い2万1707円62銭で、17営業日ぶりに値下がりしました。
日経平均株価は、24日まで値上がりの連続日数で最長記録を更新していましたが、記録は「16」で途切れました。東証株価指数=トピックスは5.49下がって1751.43、また1日の出来高は19億6843万株でした。
市場関係者は、「このところ積極的に買い注文を出してきた海外の投資家などが、きょうは高値への警戒感もあって当面の利益を確保しようと売りに転じたことが値下がりにつながった。今後は企業の中間決算の内容や、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会の議長人事の行方などが主な材料になりそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB