「神戸製鋼所」の検査データ改ざん問題で、工業製品の安全性を示すJIS=日本工業規格の認証機関は、神戸製鋼の子会社の工場で生産している銅製品の一部について、品質管理体制が法律の基準を満たしていないなどとして、26日、認証を取り消したことを発表しました。
神戸製鋼の検査データ改ざん問題で、JISの認証機関は、26日、神戸製鋼の子会社の神奈川県秦野市にある「コベルコ マテリアル銅管秦野工場」への立ち入り検査の結果を発表しました。
それによりますと、この工場では生産した銅製品の一部について実際には、JISの水準を下回っているにもかかわらず、水準に達しているようにデータを改ざんしていたということです。
このため、認証機関は品質管理体制が法律の基準を満たしていないなどとして、26日付けで、この工場が生産している銅製品の一部の認証を取り消しました。
神戸製鋼グループでは、去年6月にも、データ改ざんでステンレス製品のJIS認証が取り消されていますが、今回の一連の問題が発覚して以降、製品の認証が取り消されるのは初めてです。
-- NHK NEWS WEB