自動車メーカーの「SUBARU」は、群馬県にある工場で、資格のない従業員に車の出荷前の検査をさせていたことがわかりました。日産自動車に続いて、SUBARUでも不適切な検査が明らかになったことで、日本の自動車メーカーの品質管理が問われることになりそうです。
資格のない従業員による不適切な検査が明らかになったのは、SUBARUの群馬県太田市の工場、「群馬製作所」です。
関係者によりますと検査の資格を取るため研修中の従業員が、車の出荷前の検査を行っていたことが、SUBARUの社内調査で明らかになったということです。
検査は、完成した車の安全性をチェックするために資格をもつ検査員が行うよう国がメーカー側に義務づけています。
しかし日産自動車で国内に6つあるすべての工場で、資格のない従業員が検査していたことが明らかになり国土交通省は、国内の自動車メーカーに対し、同じような不適切な検査が行われていないか調査するよう求めていました。
SUBARUでは、近く、国土交通省に不適切な検査があったことを報告し、すでに販売された車の検査をやり直すためにリコールが必要かどうか、判断することにしています。
日産自動車に続いて、SUBARUでも不適切な検査が明らかになったことで、日本の自動車メーカーの品質管理が問われることになりそうです。
-- NHK NEWS WEB