来年はどんな年になるのか、住まいや働き方など暮らしに関する8つの分野について情報サービス大手が行った来年のトレンド予測が、13日、発表されました。
これはリクルートホールディングスが8年前から毎年行っているもので、13日は東京都内で来年の流行を占う8つのキーワードが発表されました。
このうち、「住まい」の分野のキーワードは、リビングでの時間を充実させる家族「リビ充家族」です。
スマートフォンやタブレットが普及する中、個室をより小さくしリビング空間を最大に広げた住宅が登場し始め、空間を共有しながら仕事や勉強、遊びなど、それぞれ好きなことをして充実した時間を過ごす家族が増えると予測しています。
また、「社会人学習」の分野のキーワードは、「子けいこパパ」です。
仕事の忙しさなどで自己啓発から遠ざかっていた父親たちが、ピアノや空手といった子どもの習い事に触発され、みずからも学び始めるケースが増えるとしています。
一方、「アルバイト・パート」の分野のキーワードは、個人の力をパズルのように生かし合うパズルワーク「パズワク」です。
調査した会社によりますと、これまで雇用する側は、フルタイムで働き知識もスキルもある「何でもできそうな人」を採用する傾向にありましたが、働き方が多様化する中、個人の希望するシフトや能力をパズルのように組み合わせて成果を生もうという考えが広がるとしています。
予測を行ったリクルートホールディングスの伊東由理広報部長は「人口減少や人手不足といった社会の構造的な変化や家族間のコミュニケーションなど暮らしの変化が来年を占うトレンドの傾向になりました」と説明しました。
-- NHK NEWS WEB