来年4月をめどに経営統合することで基本合意していた、いずれも新潟県に本店を置く「第四銀行」と「北越銀行」は、公正取引委員会の審査が想定より長引いていることから、統合の時期を半年間、先延ばしして来年10月とすることで最終調整に入りました。
新潟市に本店を置く「第四銀行」と、新潟県長岡市に本店を置く「北越銀行」は経営基盤を強化するため、来年4月をめどに共同で持ち株会社を設立して経営統合することで基本合意しています。
関係者によりますと、両行は、統合の時期について半年間、先延ばしして来年10月とすることで最終調整に入ったということです。
その背景には、単純に合計した2つの銀行の貸し出しシェアが新潟県内で50%を超えていて、公正取引委員会の審査が想定より長引いていることがあるものと見られます。
両行は、近く取締役会を開き、統合の半年間延期を決めることにしています。
地方銀行の再編をめぐっては、九州最大の金融グループ「ふくおかフィナンシャルグループ」と長崎県の「十八銀行」も、公正取引委員会の審査が長引いていることを理由に、時期を明示しない形で統合を再延期することを決めています。
-- NHK NEWS WEB