ある日、夫が「俺、よいことしたんだよ」と言わんばかりの顔つきで「これに代えたから」と私の前に差し出した電動歯ブラシのようなモノ。何コレと思ったら、火を使わず煙が出ない加熱式のたばこだとか。確かに家で吸っている時は臭わなくなったけど、職場から帰ってくるといつもの臭い。職場では結局、紫煙立ちこめる喫煙所内で吸っているから。最近ニュースでも加熱式のたばこの話を見かけるようになったけど、そもそも普通のたばこと何が違うのだろう? オリンピックに向けて、喫煙場所の制限を強化する動きがあるけど、どこでも吸っていいの? そんな疑問が湧いてきました。
(ネットワーク報道部記者 戸田有紀 牧本真由美 大窪奈緒子)
加熱式たばことは専用器具にカートリッジに入ったたばこを入れて加熱して、ニコチンなどが含まれる蒸気を吸うものです。
たばこ特有の煙やにおいも少なく、火を使わず、加熱しても温度はそれほど高くはないため、触れてもやけどしにくく、火事のおそれもないといった特徴があります。
吐き出す空気の中の有害物資も大幅に減らせるとして急速に需要が高まっていて、大手たばこ会社が次々に市場に参入、販売エリアも拡大しています。
-- NHK NEWS WEB