振り込め詐欺でだまし取られたネット通販大手のギフト券の番号と知りながら受け取ったとして、33歳の男ら2人が警視庁に逮捕されました。警視庁は、2人が、全国の詐欺グループから、だまし取ったギフト券の番号を受け取って現金化する役割で、これまでにおよそ12億8000万円を換金していたと見て調べています。
逮捕されたのは、東京・三鷹市の自称、自営業、東雄介容疑者(33)ら2人です。
警視庁によりますと、2人は、「動画の使用料がある」といううその電話で愛知県の60代の男性がだまし取られたネット通販大手の12万5000円分のギフト券の番号と知りながら受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで、2人はギフト券の番号を現金化するサイトを設置し、このサイトを通じてギフト券の番号を受け取っていたということです。
警視庁は、2人が、全国の詐欺グループから、だまし取ったギフト券の番号を受け取って現金化する役割で、この2年間におよそ12億8000万円を換金し、一部を報酬として受け取っていたと見て調べています。
警視庁によりますと、調べに対し、東容疑者は「弁護士と相談してから話します」と供述するなど、2人とも認否を留保しているということです。
-- NHK NEWS WEB